世の中には何がよくて何が悪いか、あるいは何が正しくて、何が正しくないか判断に困ることが多い。よかれと思って努力したことが、悪い結果を生んだり、あるいは“瓢箪から駒”さながらに思わぬことが善につながったりする。複雑な自然の仕組みに人が手を加えたとき、このようなことが起こりがちである。
日本で環境保護のために比較的安易に選択される緑化や植林などは、外来種問題や生態系の単純化などの問題を引き起こしがちである。そのため、善意で行ったはずのものが逆に非難の対象となることもあるため注意が必要である。生半可な理解では、生物多様性問題への取り組みはむずかしい。
