外力に抗して変化しない性質
湖はなぜ汚れるのか
陰樹(Shade bearing tree)
弱光下で発芽、林産でも生育可能な樹種。
陽樹(intalerant tree)
陽光下で発芽し、生育も早く土壌条件に広い適応力をもっているものが多い。
順応な姿勢
自然の創造
遷移(succession)
植物群落は一見恒常性を保っているように見えるが、時間とともに変化していく。
荒地あるいは火山の噴火後などを放置しておくと、草原から陽樹林ヘ、陽樹から陰樹の森へと変化していく。自然にも若い自然と老熟した自然とがある。変化は単なる樹種の交代だけではない。
遷移が進むにつれて生産性、すなわち単位生体量当たりの生物生産は小さくなり、多様性は高くなる。
若い自然を利用するか、老熟した自然をよしとするか十分に考える必要がある。木材や農産物の利用を主とするならば、その地域は若い自然として保つ必要があり、種の多彩さや、撹乱に対する安定性を必要とするならば、自然を老熟した状態に保つ必要がある。
わが国では、森林の跡地には、まず、ススキの草原が短時日に作られる。この草原にアカマツ・カンバ・ヤナギ等陽樹の種子が飛んできて発芽し、樹林となる。これ等陽樹の種子は林床で生育できず、やがてブナ・アスナロ・モミ等の陰樹と入れかわり、安定した極相の森林ができあがる。
植物群落が時間とともに移り変わっていく有様
生態系(ecosystem)
ある場所の生物とそれらの環境をかたちづくっている物理的要因の複合全体からなる複雑なシステム
無機的自然とその地域に生活する生物が結びついて一つの系を作るという考え(Tansley,1935)
生物と無機的外界が作り出す系
野生生物と土壌、水、大気、太陽光の5つの要素が有機的な関係を保つことにより構成された自然のシステムのことを生態系という。
象徴種
目立つ種、スターのこと。生態学的な価値もあわせ持つとは限らないが、人々の関心を集めることができ、保全事業を進めるときの社会的な合意を得るのに利用することができる。ホタルや姿の美しい鳥類がよく利用される。
アンブレラ種(umbrella species)
広い面積を要求する種のこと。その種の保存を維持しようとすると広い面積が確保される。猛禽類(ワシやタカの仲間)や大型の哺乳類がこれにあたる。
息地面積要求性が大きく、生態系ピラミッドの上部に位置する食物連鎖上の高次消費者。たとえば、猛禽類のオオタカは里山のアンブレラ種である。
クマのように行動域が広く、生息に多様な環境が必要な種は、その種の保全を行うことによって、同じ域内に暮らす他の多くの生物種の生息も保証される。このような種は傘(アンブレラ)を広げて他の生物種を環境改変の雨風から守ってやれる種といった意味合いでアンブレラ種とよばれ、生態系保全のための目標種とされる。また、彼らは食べた果実の種子を糞として広い範囲にまき散らすなど多様性のある森の維持や回復にも役立っていると考えられる。