生物はその土地の気候あるいは地史的条件を背景にして各地に特徴的な生物相を作りあげている。生物相を植物についていう場合は植物相(flora)、動物の場合を動物相(fauna)と呼んでいる。生物相の特徴はそれに含まれる種数や地域の固有種の多少、また逆に広域種(cosmopolitan speues)の分布状態によって示される。
生物時計(biological clock)
多くの生物は体内に計時のための何等かの時計を持っていて、それを基にして日周期、月周期、年周期などに生活を対応させている。
ガウゼの法則(Gauseの定理)
同じ生態学的地位を占める2種は共存できないという原則は、ソビエトの個体群生態学者ガウゼによって提唱された。
トマトはなぜ赤い―生態学入門
学習の原理
興味や関心があれば、その分野についての知識は急速に増加し、知識が集積すれば、関心や興味は飛躍的に増加していく。
ストラテジー(strategy)
動植物がよりよく生き、より種族を繁栄させるための生活史的、行動的な知恵、方法について、「補食ストラテジー」、「生存ストラテジー」というようにストラテジーという言葉がつかわれる。またさまざまなストラテジー解明を生態学の主要な目標とする考えもあり、「ストラテジー派」と呼ばれている。
日本語では「戦略」と訳されるが、戦略という言葉は誤りとは言えないが何となく殺伐として、好ましいとは思えない。「方策」、「方途」なども一般的すぎて迫力に乏しく、何か適当な表現はないかと模索している。
この英語の語源は、ギリシャ語でもラテン語でも「ストラテジア」ですが、この言葉は元々、「困難な状況に直面した時に求められる能力」を意味していました。つまり「ストラテジア」とは、軍事面に限った言語ではないということです。古代ギリシャの都市国家アテネの首相と大臣たちも「ストラテゴ」と呼ばれていました。私も「ストラテジー」を、「戦略」だけでなく、「政略」と訳すことが多い。
「ストラテジー」とは、現実を直視した冷徹な考えとその実行でもある。
朝日新聞 2005年1月6日 4面
CAM植物
サボテンなどのような昼間高温、夜間低温の環境で生活する植物のなかには昼間は気孔を閉じて水分の蒸散を防ぎ、夜間に開いて二酸化炭素を取り込む。このような植物をCAM(ベンケイソウ型酸代謝)植物と呼ぶ。
生態系の現状
地球の上で気の遠くなるような長い時間をかけて育まれ、洗練されてきたもの
補償点(compensation point)
光合成と呼吸とが等しくなる明るさ
栄養段階(trophic level)
生物の種間を食物関係で結ぶ線は網の目を作り出すが、植食者、肉食者というように網の目の“段”を栄養段階と呼ぶ。
食物網(food web)
ある地域で、植物と動物、動物と動物を食物関係で結ぶ図を作ったとしたら、非常に入り組んだ網の目模様を作り出すこれを食物網と呼ぶ。