生物相(biota)

生物はその土地の気候あるいは地史的条件を背景にして各地に特徴的な生物相を作りあげている。生物相を植物についていう場合は植物相(flora)、動物の場合を動物相(fauna)と呼んでいる。生物相の特徴はそれに含まれる種数や地域の固有種の多少、また逆に広域種(cosmopolitan speues)の分布状態によって示される。

トマトはなぜ赤い―生態学入門

ストラテジー(strategy)

動植物がよりよく生き、より種族を繁栄させるための生活史的、行動的な知恵、方法について、「補食ストラテジー」、「生存ストラテジー」というようにストラテジーという言葉がつかわれる。またさまざまなストラテジー解明を生態学の主要な目標とする考えもあり、「ストラテジー派」と呼ばれている。

日本語では「戦略」と訳されるが、戦略という言葉は誤りとは言えないが何となく殺伐として、好ましいとは思えない。「方策」、「方途」なども一般的すぎて迫力に乏しく、何か適当な表現はないかと模索している。

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この英語の語源は、ギリシャ語でもラテン語でも「ストラテジア」ですが、この言葉は元々、「困難な状況に直面した時に求められる能力」を意味していました。つまり「ストラテジア」とは、軍事面に限った言語ではないということです。古代ギリシャの都市国家アテネの首相と大臣たちも「ストラテゴ」と呼ばれていました。私も「ストラテジー」を、「戦略」だけでなく、「政略」と訳すことが多い。

「ストラテジー」とは、現実を直視した冷徹な考えとその実行でもある。

朝日新聞 2005年1月6日 4面